脳梗塞ココが知りたい!トップ > 脳梗塞の種類出血性塞栓について

出血性塞栓について

症状について

出血性塞栓とは、心原性脳梗塞などで血栓が脳血管に詰まった状態から回復する際に、梗塞を起こしていた血管で出血が発生するという症状です。

大量の血流による血管の破れが原因に

通常、心原性脳梗塞などで脳血管に詰まって梗塞を引き起こす血栓は、元が血液の塊であるため体の自然の機能として分解されて血流が回復します。しかし、この梗塞からの回復は、正常な血流が回復すると同時に、一時的に血管が高い血圧にさらされることも意味します。
ちょうど、台風の後の川などで瓦礫が川をせき止めていた所で、その瓦礫を除去したらどうなるかを想像したら良いでしょう。これまでせき止められていた水流が一気に流れ込み、大なり小なり流れ込んだ先の川岸などを削るのが見られるはずです。

脳血管の場合もこれと同じで、血栓が溶解して梗塞が解除されると同時に一気に血液が流れ込むため、流れ込んだ先の血管が破れ、脳出血を引き起こすのです。また、梗塞が起きて虚血状態にあった場所の血管は、血管自体も脆くなっており一時的な血流増加に耐えられないことが多くなります。

塞栓症の2次症状として現れる

この出血性塞栓は、いわゆる塞栓症の併発・2次症状としてよく見られる症状であるため(塞栓症全体では30%程度の割合で出血性塞栓を伴う)、心原性脳梗塞の対応に安易に抗血小板薬を用いれないなど慎重な判断が求められる理由の一つとなっています。

なお、出血の度合いによりますが、出血性塞栓が併発した場合の予後は、かなり悪くなることが多いようです。

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