PET

放射線マーカーの追跡データを利用する

PET検査とは、「陽電子放射断層撮影法(Positron Emission Tomogoraphy)」の略であり、元々はがん検査のために用いられるようになった検査方法です。検査の原理としては、放射性物質と結びつけた糖の一種を投与し、その糖を放射線マーカーとして追跡することでデータを得ます。

具体的な使い方は、糖分をより消費する箇所ほど糖マーカーが集まりますので、「活発に代謝活動している箇所が体内のどこにあるか」を突き止めることが可能となるのです。

小さながんも見逃さない

実際のデータとしてはコンピューター処理された立体画像が得られます。イメージ的には、活動が激しい場所(例えばがん細胞)が赤々と画像に表れるイメージになります。
代謝活動を対象として追跡しますので、目視が難しいような小さながん細胞でも見つけることが出来るため、導入が進んでいるようです。

さまざまな脳の病気に応用できる

脳梗塞もこの応用で、ちゃんとその部位が活動しているかどうかをチェックすることができます。
脳梗塞の場合はFDG(放射性マーカーと結合させた糖)の代わりに、同じ要領でマーカーとして機能する酸素ガスを利用し、脳の中で正常に酸素が行き渡っていない箇所をチェックできます。

この検査手法では脳梗塞に限らず、脳の活動が異常に低調であったり(アルツハイマー型痴呆症)、異常に活発であったり(てんかん等)といった症候も捉えることができます。血管をチェックするのではなく、その先の脳細胞の実際の活動をチェックすることで、脳梗塞の実態に近い知見が得られるということが大きな利点でしょう。

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