急性期の治療

急性期には迅速な対応が求められる

脳梗塞は、その状況によって急性期慢性期に別れます。慢性期はいわゆる梗塞自体は解消されて、容態も落ち着いた状態を指し、ここでの治療の基本は再発防止とリハビリとなります。
一方、今まさに状態が変化している時期を急性期として、迅速かつ的確な治療を施すことが生命や障害の度合いを大きく左右します。

最優先におこなう治療について

まず、まさに今詰まって運ばれてきたという場合、とにかく血栓を除去して血流を回復することが最優先となります。具体的には「t-PA」と呼ばれる血栓溶解剤を静脈注射で投与して血栓を溶かすことが最優先処置となるようです。しかし、この処置を迷いなく行うためには「発作後即座(3時間以内)に治療開始できた」「出血の危険性が低い」といった条件をクリアする必要があります。

血栓除去後の治療方法

もう少し時間が経った状態(6時間以内)からの処置も同じくt-PAが用いられるようですが、使用の仕方が違い、梗塞箇所近くにカテーテルを通して局所投与します。
この段階まで時間経過していると、「出血性塞栓症」を起こす可能性が高くなっており、必ずこの処置を行うとは言えないようです。

出血が危惧される場合や、時間が経過した場合(48時間以内)は、抗凝固剤の投与が行われるようです。こちらはt-PAほど強い作用を持ちませんので、急激な回復による出血リスクが低くなります。

また、これだけの時間が経過すると梗塞箇所の復帰は絶望的であるため、多発や再発防止の意味合いが強くなります。続いて5日以内での処置は抗血小板療法が主となる他、脳浮腫(腫れ)を抑えるための薬剤投与などがメインとなります。

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