慢性期の治療

慢性期はリハビリが主な治療方法

梗塞を出来得る範囲で解消し、浮腫による2次被害や出血の危険が過ぎ、損傷を受けた範囲が確定したら、脳梗塞の治療は慢性期の治療に入っていきます。

基本的に、人間の脳細胞は一旦破損したら再生しません。よって、脳梗塞という病気そのものはごく短時間で治癒するのですが、その症状はその後長い期間にわたって付き合っていく必要がありますので、脳梗塞の慢性期治療はリハビリテーションと脳梗塞の再発防止が主なものになります。

2種類ある脳梗塞のリハビリ

脳梗塞のリハビリテーションは、その目指す所によって大きく2つの部分に別れます。
まず一つが、脳神経学的な側面から見た再構築、もう一つが人間生活面から見た順化です。これに再発防止のための生活改善を加えて、リハビリ治療は行われます。

まず、脳神経学的な観点でのリハビリは、麻痺や動作信号をうまく送れなくなった手足・半身に関して、繰り返し信号の受信と送信をすることでバイパス回路を形成して動作を回復していきます。
より具体的に言うと、手指や足のマッサージを行なって刺激を脳に届け、歩行訓練や動作訓練によって脳の側からも動かすための信号を送ろうとすることで、破損した部分の機能を別の箇所で肩代わりさせるための回路を形成していきます。

もう片方、人間生活面からの順化は、「動かない体なりにどうやって人間らしく生きるか」を模索、身につけるためのきっかけといって良いでしょう。足が全く動かず歩行困難であるなら、腕やその他の部位を使って移動を行うなどの代替手段の模索や、顔の半分が麻痺した状態で、どうやればこぼさず食事ができるかといったノウハウを自分自身の試行錯誤で蓄積するのが主な目的となります。

再発を防ぐには

再発防止の生活改善と投薬は、高脂血症・糖尿病などを引き起こす食事の改善と、ワーファリンなどのアスピリン系薬剤の継続的な服用になります。

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