脳梗塞ココが知りたい!トップ > 脳梗塞の薬物療法血液希釈療法(低分子デキストラン等)

血液希釈療法(低分子デキストラン等)

血液の粘性を下げる治療方法

脳梗塞にはいくつかの種類がありますが、そのうち毛細血管の動脈硬化によって血流不全が起こるラクナ梗塞に関しては、「細くなった血管に如何にスムーズに血液を通すか」ということが重要になるので、血液の粘性も重要な要素であると考えられます。この考えに従って、血液を溶液で希釈し、血液の粘性を下げようというのが「血液希釈療法」です。

低分子デキストランについて

血液希釈療法には、「低分子デキストラン」が用いられます。低分子デキストラン溶液は別名乳酸リンゲル液とも呼ばれ、輸液として非常にメジャーなものです。
特に大量出血などの時に血圧低下を防ぐために投与されることが多い溶液で、早い話が「血液を水増しする液」です。性質としては血液の液体成分である血漿に近いように調整されています。

血液の希釈はバイパス血流の増加につながる

こうした輸液などで濃度を下げられて比較的サラサラになった血液は、詰まり気味で細くなった毛細血管にも流れやすいとされています。また、ラクナ梗塞にしてもアテローム梗塞にしても比較的細い血管で問題になることが多く、少なくない可能性でバイパス的な血流が存在して詰まった血管の肩代わりをしています。

血液を希釈して流れやすくすることで脳全体の血流量を増やし、こうしたバイパス血流が増加することも期待できるようです。ただ、脳梗塞治療に関しては血液希釈療法のはっきりとした効力証明がされていないという話もあり、「あまり副作用なども無いので取り敢えずやっておこう」的な治療法であることは否めません。

スポンサードリンク


Copyright (C) 脳梗塞ココが知りたい! All Rights Reserved. ※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。