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血栓溶解療法(t-PA・ウロキナーゼ等)

血栓を溶かし梗塞部位に血流を戻す

血栓溶解療法とは脳梗塞の急性期初期に優先的に行われる治療の一つであり、文字通り脳梗塞を起こしている血栓を溶解して、梗塞部位に血流を復活させるのを目的としています。

血栓溶解療法に用いられる薬剤の代表例としては、「t-PA」「ウロキナーゼ」などが有ります。「t-PA」は「組織型プラスミノーゲン活性化因子」を略したもので、血中のプラスミノーゲンという酵素を活性化してプラスミンに変化させる作用を持っています。

活性化したプラスミンは血栓を溶かす酵素として機能しますので、これで脳梗塞を引き起こしている血栓を溶解するのが、血栓溶解療法というわけです。これとほぼ似たような機序で作用するものとして、ウロキナーゼも並びます。

発症後3時間がこの先を決める

これらの薬剤を用いた血栓溶解療法は、3時間以内を目安に適切に行うことが出来れば、実質のダメージ無しで回復したという脳梗塞においてはかなり稀有な例も多数報告されています。

そこまで行かなくても確実に症状は軽く、後遺症も少なくすることができます。しかし、この治療の適用にはいくつか超えなければいけないハードルが有り、それが実際での回復例を少なくしています。

適用のハードルが高い治療方法

まずは時間です。虚血状態に陥って脳細胞が破壊されるまでのタイムリミットが約3時間という時間ですが、発症してからこの時間内に治療を開始できる例は非常に少ないというのが現実です。間に合うのはおおよそ全体の2〜3%というのが厳しい現実を物語っています。

そして、薬剤の副作用として出血の危険性を高めるというものが有ります。脳梗塞も重大ですが、脳出血は更に状況を悪化させるため、気軽にこの治療法を選べないという難しさも有るようです。

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