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半側空間無視

情報・感覚が把握できなくなる

脳機能の仕組みを考える上でも興味深いのが、「半側空間無視」という症状です。
これは脳梗塞などで脳の片側半球がダメージを受けるとそれに対応した側からの情報・感覚を認識できなくなってしまうという症状です。主に右脳損傷による左側空間無視がよく見られます。
もちろん、左脳を損傷して右側に問題が出ることも有るのですが、左脳を損傷すると高い確率で失語症などが出てくるので、そちらに注意が行きがちにもなります。

またこの症状の特徴としては、多くの場合において「本人は症状に自覚が無い」点が挙げられます。すなわち、本人は回りに言われるまで「片側の感覚が認識できていないことに気が付かない」のです。

視覚情報について

例えば視覚を例にとって見ると、両目それぞれで見た画像は、まず網膜で捉えられて視神経信号として脳に送られます。そこで左目の信号は右脳で、右目の信号は左脳で処理されて「視覚情報」となり、それを更に統合して立体的な「両目の視野」になります。

半側空間無視が起きている場合、この過程の内の「信号から情報への処理」を行う部分が機能しておらず、眼が捉えた信号そのものは脳に行っている(見えている)のに、それを情報として処理できないために「無い」という扱いになります。

見えていないことも気づかない

ここで注目すべきは、問題になっている側の視覚情報は完全に「無い」のであり、暗闇などですら無いということです。そのため本人は見えていない(認識できていない)ということにすら気づきません。

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